福祉女子とでも

呼んでください。しっくりはきてないけど。メモ帳代わりに。

まるでそれは 夢 影 縋る

 

UFOが間違いなくやってくる

そんな空だ、不穏

 

今の心を駆り立てる

効果音としては180点くらいの、

君を残せないのは残念だけど

電車に間に合う事の方が、だいぶ、大きく優先だ

 

久しぶりに持続的に走ったから

肩の下に借りぐらしした骨が軋んだ

持続と速度

おもてとうら ?

 

ビューティフル・マインド


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「ついにこの日が!」

カウンターで喜々とすると、

「そんなに見たかったの?」

って、含み笑い

 

別に君を選んだのは

いくつかの中で最上かなと思った ってくらいで

ただ、図書館で映画を見るという行為が

軽く、とんでもなく、夢の1つだった。

 

『いくつかの中で 』 、割と重要

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はじまり、しばらくして

1度見たことがある事に気づく

 

ビューティフル・マインド
1947年。ジョン・ナッシュプリンストン大学院の数学科に入学する。彼は「この世の全てを支配できる理論を見つけ出したい」という願いを果たすため、一人研究に没頭していくのだった。そんな彼の研究はついに実を結び、「ゲーム理論」という画期的な理論を発見する。 

やがて、その類いまれな頭脳を認められたジョンは、MITのウィーラー研究所と言われる軍事施設に採用され、愛する女性アリシアと結婚する。政府組織は敵国であるロシアの通信暗号解読を彼に強要し、その極秘任務の重圧に彼の精神は次第に追い詰められていく。

(Wikipediaより引用)

 

夢中で綴った、

「授業なんて、思考力を鈍らせ、創造性の目を摘み取る」という彼に

「まずは何かを成し遂げろ」と説く教授

 

「小さい子だ」という彼に

「子どもは小さいんだよ」という返す知人

なんてことないワンフレーズが、

この場面にどれだけのキャプションを与えるか

放たれた言葉に、美しい返しが施された

それはまるで、定理が証明された瞬間のような

 

パーティーの壁に掛けられた絵を見て

「神様は画家ね。だから色彩も創造した」

空気から分かるかしら、

これを言ったのが愛しい女性だということ

 

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それは突然に、

彼の名は統合失調症だった。

 

全てが裏返る、

心を許した友人は幻覚

極秘任務も幻覚

「敵国の暗号解読を」と言い渡された指令は

ただただ雑誌を切り抜いていただけだという現実

 

小さく叫んだ「あっ」

まさにVanity

 

「何が現実か分からない」

「大事な場所が消えたり、無くなったりしたのではなく、存在しなかったということ」

「当人にとっては地獄だ」

 

「夫は正常ですわ!」

 

「僕だって気後れがする」

「でも自分からは逃げられない」

「薬を飲むと、思うように頭が働かない」

 

「今私にあるのは、彼への義務感」

「逃げたいという罪悪感」

「神への怒り、彼への怒り」

 

「君は最初から少し変わっていたから」

                                                 (映画 セリフより)

―長い間気づかれなかった

   異常と正常 境い目なんて

 

変わり者のジョン・ナッシュ

彼に優しい世界は無かった

だから幻覚は生み出された?

統合失調症発症のからくりはそこに?

 

何を信じる どれを選ぶ

献身的に彼を支えた妻が実在かも分からない世界で

映画のレビューに 「奥さんが幻覚じゃなくて良かった」

きみきみ、それは操られてないかい

いくらだって、彼(映像)は私たちに虚構を見せられるんだよ?

 

また君にあったね、こんにちは

頭がおかしくなる

 

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映像の中で生まれた命が

ここに紡がれていくという事実と、

その意味を問いたいわたしの心

 

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全てを見終わった後に、実在した人物を描いた映画だということに気づく

無意識が、わたしの大好きな史実系の映画を引き当てた事が、嬉しい

わたし、こういう神秘的な偶然に弱い

 

毎回、何かの真理を掴んだ気がするたびに

夢と虚構と影の濃度が 色濃くなる事に気づく

縋るも、割と準レギュラー

 

だからこれを主軸に、駒を置くのは

間違っちゃないと思うのね

どうかしら?