祈
church
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今回の 衝動
発端こちら、手の鳴る方へ
ある一家がクリスマスに総出でパリに行くことになった。ところが息子のケビンだけは、出発のどさくさで、独り屋敷に取り残されてしまう。初めての一人暮らしに浮きたつケビン。そんなおり、留守だと思った二人組の泥棒が屋敷を狙ってきた。ケビンは家を守るため、男たちの撃退作戦に出るが……。M・カルキン坊やを一躍人気者にしたドロボー撃退ムービー。
(Yahoo映画 レビューより)
クリスマスコメディの傑作だと思っている
毎年この時期になると見たくなるのー!
…なんてことは無く、高校生ぶりに鑑賞
でも来年からはきっと、そうなる
物語中盤
取り残されたケビン少年、神に祈る
泥棒をやっつける勇気をくださいだとか
そんな理由だった朧げな記憶
祝福する 人が集う クリスマスイヴ 当たり前に
自然と宗教が根づいている
舞台はアメリカ
イエスの生誕
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誰にも言わない
誰にも言えない
「イヴは教会で過ごしたの」なんて
ネタにしてもおもしろくない
伝える方法を知らない
俗に言うウケない
だけどそれがわたしにとって
どんなに心が高鳴る瞬間か
みんな知らない
ただの真似っ子
悪くないでしょ?
わたしは行くんだ と右脳で感じた
まるでそれは必然的な 確定事項
小学校の頃を思い出した
黒いランドセルにベレー帽
赤の色を夢見た少女は
毎日みんなと十字架を切った
毎週木曜はミサがあった
厳かに入場、しずしずと
礼拝堂の奥には小さな石の箱があって
「あの中にはイエス様の骨があるんだよ」
と教えられた
当時は純粋に信じてたけど
その中に本当は何が入っていたかなんて
きっとどうでも良くて
それを暴こうとする事は
お守りの中身がただのダンボールだと言って笑うのと同じらい陳腐なこと、いやそれ以上に
信仰とは一種
目に見えないものを崇拝する力
ああ、なんて神聖な 空間
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マタイによる福音書を
つらつらと読み上げる神父様の声を片手に
考えていたことと言えば
来ている人のどれだけが
心から神を信じているのかということで
子どもは環境によって
神様を当たり前に感じる事があるけれど
大人にはその麻薬は効かないんじゃないかな
子どもと比べたら、精度は落ちる
ただシンプルに、神と向き合う
あなたのそれは
好奇心の祈り?
惰性の祈り?
真の祈り?
祈りのコーパス、無限に、夢幻に
そもそも真の祈りとはなあに
神と祈り人の定義と関係性は?
宗教学で、おかげさまで
キリスト教の資料が山ほど
君たちを紐解くところまで駒を進めるつもりだったけど、
いいや、今度にしよう
疑問提起で、それからそれから