福祉女子とでも

呼んでください。しっくりはきてないけど。メモ帳代わりに。

これは去年の下書きだけど、トガニ、君へのanswerソング

◒弁護人


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青年弁護士時代のノ・ムヒョン元大統領が弁護を担当した重大冤罪事件「プリム事件」をモチーフに、ある事件をきっかけに人権派弁護士へと転身を遂げる男の奮闘を描く。

1980年代初頭、軍事政権下の韓国。

税務弁護士として多忙な毎日を送っていたソン・ウソクは、若い頃に世話になったクッパ店の息子ジヌが国家保安法違反容疑で逮捕されたことを知る。

拘置所へ面会に行ったウソクはジヌの信じられない姿に衝撃を受け、ジヌの弁護を引き受けることにするが……。

(映画.comより抜粋)

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(時間がないので、言葉だけを(台詞))

 

韓国

民主化運動が起こりかけた

当時の韓国

 

罪なき名もなき若者を

共産主義だとでっちあげ

しょっぴくデカは拷問の鬼

 

「思想犯に物証などない」

「公安事件かどうかどうやって判断する?」

「そんなのヤツらの目を見れば分かる!!!」

 

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遡ること少し前

何も知らない呑気な男は

弁護士という職を見せびらし

酔いどれ男の宵が始まる

 

テレビは垂れ流す

『 大統領夫妻は

市民の歓声に応えました 

偉大な指導者を戴く

偉大な国民としての喜びを…』

 

いいぞいいぞ、大統領万歳!

 

『 ソウル大の生徒によるデモが○日

   政府は反政府勢力と見なし…』

 

ちっ、デモなんぞ

「勉強が嫌だから遊んでいるだけだろう」

言い放つ呑気な男

 

これもまたひとつの思想の切れっ端

うなずけるよ、あたい、割と

 

対して昔の馴染みがてんで噛み付く

彼の名は

国家の飼い慣らし 新聞記者

 

「お前はあのニュースを信じるのか

    このご時世 疑うべきは

    テレビや新聞だ」

 

「テレビや新聞を信じなくて

    何を信じるんだ

    おばさんたちの井戸端会議を信じろって?」

笑い声

 

「正しいことを言えば

    新聞社をクビになる」

 

 「 お前は正しいことを言わないのか」

 

「卑怯だから

    息を潜めているから

    クビにならない

    だか操り人形じゃない」

 

荒い息を足音にまで響かせて 

飛び出す彼に わたし 移入

 

♯今の日本のメディアだって

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呑気な男は鼻白み、

馴染みの店の息子に向かって

「お前はデモをするな

デモなんかしたら天罰が下るぞ」

 

「デモをさせた人はどんな罰を受けますか?」

 

「デモをして世の中が変わるなら

俺が12回は変えてる

そんなもんじゃない」

 

「どんなに卵を投げつけても

岩は壊れない」

 

「岩は固くても死んだもの

卵は生きている

卵は鳥になり 岩を超えていく

知らないの?」

 

屁理屈だって笑うかい?

目だよ、彼の目、静かに見据えた

当時は主張を持つものが淘汰される時代

 

次の日、彼が拷問されゆくとも知らずに

 

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事は明るみ、裁判始まる

 

量刑

国が国家にとって有罪だと見なした

とんだ出来レース

 

無罪か有罪かではない、公安裁判とはそういうもの

噛み付く狂犬 弁護人

呑気な酔いどれ男は今宵

あの目を受け継ぎ 闘いに挑む

戦いじゃなく、これは闘い

 

「国家とは何だ」
「国の主権は国民にあり
すべての権力は国民に由来するのです」

 

ただの憲法の一文が

言葉にすると こんなにも重い

彼の人権を説いた

魂の叫びを その力を

 

結論

♯法は歪む

♯だがしかし法は正義でなければならない

♯司法が腐った国など

♯国が腐ったに同じ

♯人が人であるためには

 

しっかし、つくづく

弾圧を 皆の力で変える 韓国はすごい

日本は 安保闘争以外に

こういうのあるのかなあ

 

ああ、無償にフランス映画が見たい

甘いもの あとには 辛いもの はやはり鉄則

ずっとこれじゃあ 胃もたれ当確